4-2. 化粧品基準 (別表1-4)

■化粧品基準
>> 別表第1 (配合禁止)
>> 別表第2 (配合の制限)
>> 別表第3 (防腐剤)
>> 別表第4 (紫外線吸収剤)

 

【別表第1 (配合禁止)】

1 6-アセトキシ-2,4-ジメチル-m-ジオキサン
2 アミノエーテル型の抗ヒスタミン剤(ジフェンヒドラミン等)以外の抗ヒスタミン
3 エストラジオール、エストロン又はエチニルエストラジオール以外のホルモン及びその誘導体
4 塩化ビニルモノマー
5 塩化メチレン
6 オキシ塩化ビスマス以外のビスマス化合物
7 過酸化水素
8 カドミウム化合物
9 過ホウ酸ナトリウム
10 クロロホルム
11 酢酸プログレノロン
12 ジクロロフェン
13 水銀及びその化合物
14 ストロンチウム化合物
15 スルファミド及びその誘導体
16 セレン化合物
17 ニトロフラン系化合物
18 ハイドロキノンモノベンジルエーテル
19 ハロゲン化サリチルアニリド
20 ビタミンL1及びL2
21 ビチオノール
22 ピロカルピン
23 ピロガロール
24 フッ素化合物のうち無機化合物
25 プレグナンジオール
26 プロカイン等の局所麻酔剤
27 ヘキサクロロフェン
28 ホウ酸
29 ホルマリン
30 メチルアルコール

 

【別表第2 (配合の制限)】

1. すべての化粧品に配合の制限がある成分

成分名 100g中の最大配合量
アラントインクロルヒドロキシアルミニウム 1.0g
カンタリスチンキ、ショウキョウチンキ又はトウガラシチンキ 合計量として1.0g
サリチル酸フェニル 1.0g
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(8~10E.O.) 2.0g

 

2. 化粧品の種類又は使用目的により配合の制限がある成分

化粧品の種類又は使用目的 成分名 100g中の最大配合量
エアゾール剤 ジルコニウム 配合不可
石けん、シャンプー等の
直ちに洗い流す化粧品
チラム 0.50g
石けん、シャンプー等の
直ちに洗い流す化粧品
以外の化粧品
ウンデシレン酸モノエタノールアミド 配合不可
チラム 0.30g
パラフェノールスルホン酸亜鉛 2.0g
2-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)
ベンゾトリアゾール
7.0g
ラウロイルサルコシンナトリウム 配合不可
頭部、粘膜部又は口腔内に
使用される化粧品及びその
他の部位に使用される化粧
品で脂肪族低級一価アルコ
ール類を含有する化粧品
(当該化粧品に配合され
た成分の溶解のみを目的と
して当該アルコール類を含
有するものを除く)
エストラジオール、エストロン
又はエチニルエストラジオール
合計量として
20000国際単位
頭部、粘膜部又は口腔内に
使用される化粧品以外の化
粧品で脂肪族低級一価アル
コール類を含有しない化粧
品(当該化粧品に配合され
た成分の溶解のみを目的と
して当該アルコール類を
含有するものを含む)
エストラジオール、エストロン
又はエチニルエストラジオール
合計量として
50000国際単位
頭部のみに使用される化粧品 アミノエーテル型の抗ヒスタミン剤 0.010g
頭部のみに使用される化粧品
以外の化粧品
アミノエーテル型の抗ヒスタミン剤 配合不可
歯磨 ジエチレングリコール
ラウロイルサルコシンナトリウム
配合不可
0.50g
ミツロウ及びサラシミツロ
ウを乳化させる目的で使用
するもの
ホウ砂 0.76g
(ミツロウ及びサラシ
ミツロウの1/2以下
の配合量である場合のみ)
ミツロウ及びサラシミツロ
ウを乳化させる目的以外で
使用するもの
ホウ砂 配合不可

 

3. 化粧品の種類により配合の制限のある成分

成分名
100g中の最大配合量(g)
粘膜に使用される
ことがない化粧品
のうち洗い流すもの
粘膜に使用される
ことがない化粧品
のうち洗い流さないもの
粘膜に使用される
ことがある化粧品
チオクト酸
0.01
0.01
(配合不可)
ユビデカレノン
0.03
0.03
(配合不可)

 

【別表第3(防腐剤)】

1. すべての化粧品に配合の制限がある成分

成分名 100g中の最大配合量(g)
安息香酸 0.2
安息香酸塩類 合計量として1.0
塩酸アルキルジアミノエチルグリシン 0.20
感光素 合計量として0.0020
クロルクレゾール 0.50
クロロブタノール 0.10
サリチル酸 0.20
サリチル酸塩類 合計量として1.0
ソルビン酸及びその塩類 合計量として0.50
デヒドロ酢酸及びその塩類 合計量として0.50
トリクロロヒドロキシジフェニルエーテル(別名トリクロサン) 0.10
パラオキシ安息香酸エステル及びそのナトリウム塩 合計量として1.0
フェノキシエタノール 1.0
フェノール 0.10
ラウリルジアミノエチルグリシンナトリウム 0.030
レゾルシン 0.10

 

2. 化粧品の種類により配合の制限がある成分(注1)

成分名 100g中の最大配合量(g)
粘膜に使用される
ことがない化粧品
のうち洗い流すもの
粘膜に使用される
ことがない化粧品
のうち洗い流さないもの
粘膜に使用される
ことがある化粧品
亜鉛・アンモニア・
銀複合置換型ゼオライト
(注4)
1.0 1.0 (配合不可)
安息香酸パントテニル
エチルエーテル
0.30 0.30
イソプロピルメチル
フェノール
0.10 0.10
塩化セチルピリジニウム 5.0 1.0 0.010
塩化ベンザルコニウム 0.050
塩化ベンゼトニウム 0.50 0.20 (配合不可)
塩酸クロルヘキシジン 0.1 0.1 0.0010
オルトフェニルフェノール 0.30 0.30
オルトフェニルフェノール
ナトリウム
0.15 0.15 (配合不可)
銀―銅ゼオライト(注5) 0.5 0.5 (配合不可)
グルコン酸
クロルヘキシジン
0.050 0.050
クレゾール 0.010 0.010 (配合不可)
グルコン酸
クロルヘキシジン
0.30 0.10 (配合不可)
クロルキシレノール 0.30 0.20 0.2
クロルフェネシン 0.30 0.30 (配合不可)
クロルヘキシジン 0.10 0.050 0.05
1,3-ジメチロール―5,
5-ジメチルヒダントイン
0.30 0.30 (配合不可)
臭化アルキルイソキ
ノリニウム
0.050 0.050
チアントール 0.80 0.80 (配合不可)
チモール 0.050 0.050 ○(注2)
トリクロロカルバニリド 0.30 0.30
パラクロルフェノール 0.25 0.25 (配合不可)
ハロカルバン 0.30 0.30
ヒノキチオール 0.10 0.050
ピリチオン亜鉛 0.10 0.010 0.010
ブチルカルバミン酸ヨウ化
プロピニル(注6)
0.02 0.02 0.02
ポリアミノプロピル
ビグアナイド
0.1 0.1 0.1
メチルイソチアゾリノン 0.01 0.01 (配合不可)
メチルクロロイソチア
ゾリノン
・メチルイソチア
ゾリノン液
(注3)
0.10 (配合不可) (配合不可)
N,N”-メチレンビス
[N’-(3-ヒドロキシメ
チル-2,5-ジオキソ
-4-イミダゾリジニル)
ウレア]
0.30 (配合不可) (配合不可)
ヨウ化パラジメチル
アミノスチリルヘプチル
メチルチアゾリウム
0.0015 0.0015 (配合不可)

注1) ○印は、配合の上限がないことを示す。
注2) 粘膜に使用される化粧品であって、口腔に使用されるものに限り、配合することができる。
注3) 5-クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン1.0~1.3%及び2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン0.30~0.42%を含む水溶液をいう。
注4) 強熱した場合において、銀として0.2~4.0%及び亜鉛として5.0~15.0%を含有するものをいう。
注5) 強熱した場合において、銀として2.7~3.7%及び銅として4.9~6.3%を含有するものをいう。
注6) エアゾール剤へ配合してはならない。

 

【別表第4(紫外線吸収剤)】

1. すべての化粧品に配合の制限がある成分

成分名 100g中の最大配合量(g)
サリチル酸ホモメンチル 10
2-シアノ-3,3-ジフェニルプロパ-2-エン酸
-エチルヘキシルエステル(別名オクトクリレン)
10
ジパラメトキシケイ皮酸モノ-2-エチルヘキサン酸グリセリル 10
パラアミノ安息香酸及びそのエステル 合計量として4.0
4-tert-ブチル-4′-メトキシジベンゾイルメタン 10

 

2. 化粧品の種類により配合の制限がある成分(注1)

成分名 100g中の最大配合量(g)
粘膜に使用される
ことがない化粧品
のうち洗い流すもの
粘膜に使用される
ことがない化粧品
のうち洗い流さないもの
粘膜に使用される
ことがある化粧品
4-(2-β-グルコピラノ
シロキシ)プロポキシ
-2-ヒドロキシベン
ゾフェノン
5.0 5.0 (配合不可)
サリチル酸オクチル 10 10 5.0
2,5-ジイソプロピル
ケイ皮酸メチル
10 10 (配合不可)
2-[4-(ジエチルアミノ)
-2-ヒドロキシベンゾ
イル]安息香酸ヘキ
シルエステル
10.0 10.0 (配合不可)
シノキサート 5.0 5.0
ジヒドロキシジメトキシ
ベンゾフェノン
10 10 (配合不可)
ジヒドロキシジメトキシ
ベンゾフェノンジ
スルホン酸
ナトリウム
10 10 (配合不可)
ジヒドロキシベンゾ
フェノン
10 10 (配合不可)
ジメチコジエチル
ベンザルマロネート
10.0 10.0 10.0
1-(3,4-ジメトキシ
フェニル)-4,4-ジメ
チル-1,3-ペンタ
ンジオン
7.0 7.0 (配合不可)
ジメトキシベンジリ
デンジオキソイミダ
ゾリジンプロピオン
酸2-エチルヘキシル
3.0 3.0 (配合不可)
テトラヒドロキシ
ベンゾフェノン
10 10 0.050
テレフタリリデンジ
カンフルスル
ホン酸
10 10 (配合不可)
2,4,6-トリス[4-(2-
エチルヘキシル
オキシカルボニル)
アニリノ]-1,3,5-トリ
アジン
5.0 5.0 (配合不可)
トリメトキシケイ皮酸
メチルビス(トリメチル
シロキシ)シリル
イソペンチル
7.5 7.5 2.5
ドロメトリゾール
トリシロキサン
15.0 15.0 (配合不可)
パラジメチルアミノ
安息香酸アミル
10 10 (配合不可)
パラジメチルアミノ
安息香酸2-エチル
ヘキシル
10 10 7.0
パラメトキシケイ
皮酸イソプロピル
・ジイソプロピル
ケイ皮酸エステル混合物
(注2)
10 10 (配合不可)
パラメトキシケイ
皮酸2-エチルヘ
キシル
20 20 8.0
2,4-ビス-[{4-(2-
エチルヘキシル
オキシ)-2-ヒド
ロキシ}-フェニ
ル]-6-(4-メト
キシフェニル)-1,3
5-トリアジン
3.0 3.0 (配合不可)
2-ヒドロキシ-4-
メトキシベンゾフェノン
5.0
ヒドロキシメトキ
シベンゾフェノン
スルホン酸及び
その三水塩
10 10 1.0
フェニルベンズイミ
ダゾールスルホン酸
3.0 3.0 (配合不可)
フェルラ酸 10 10 (配合不可)
2,2′-メチレンビス
(6-(2H-ベンゾトリ
アゾール-2-イル)
-4-(1,1,3,3-テトラ
メチルブチル)
フェノール)
10.0 10.0 (配合不可)

注1) ○印は、配合の上限がないことを示す。
注2) パラメトキシケイ皮酸イソプロピル72.0~79.0%、2,4―ジイソプロピルケイ皮酸エチル15.0~21.0%及び2,4―ジイソプロピルケイ皮酸メチル3.0~9.0%を含有するものをいう。
注3) ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン