【韓国】ステロイドを含有する化粧品の点検で追加摘発

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、2010年にステロイド成分を含有する不法化粧品の点検を実施し摘発を行なった。今回、継続点検においてポシエ化粧品株式会社の商品「スキントップ(Skin Top)」が追加摘発された。KFDAは昨年10月と12月に化粧品製造業者、11社20品目を収去して検査した結果、化粧品配合禁止原料のステロイド成分を含有する不法化粧品を製造した7社8品目を摘発。該当の製造業社に行政処分を課した。(全製造業務停止12ヵ月)

 今回の点検では、昨年12月にステロイド成分が検出された業者および販売元の4製品を追加で収去・検査。その結果、ポシエ化粧品の製品にステロイド成分であるトリアムシノロンアセトニド(43ppm)、21-酢酸プレドニゾン(37ppm)が検出され、 該当製品に対して回収および廃棄措置の行政処分と違法事項に対する捜査が行なわれる。

 KFDAは類似事例の発生を防止するため、現在、韓国国内の小規模製造業者57社に対し製造・品質管理状態等の一斉点検を実施。品質が懸念される37製品を収去し、現在も検査中である。また、アトピー、にきび、肌疾患患者に特定化粧品を推薦・販売する漢方医院と皮膚科医院を対象に、該当化粧品に対する特別収去・点検も実施している。

 今後も、ステロイド含有等の不法化粧品に対する特別点検、製品の収去、検査は継続的に推進される計画である。化粧品は、長期間にわたり広い部位に使用されることから、ステロイド成分による副作用が大きくなるため、該当製品を購入した消費者に対し注意を呼び掛けている。

参考URL: 2011.2.8 KFDAニュース
http://kfda.korea.kr/gonews/branch.do?act=detailView&dataId=155719597&sectionId=p_sec_1&type=news&currPage=1&flComment=1&flReply=0