【韓国】福島第一原発事故関連へのKFDA対応について(7)

 食品医薬品安全庁(KFDA)は福島第一原発事故に関連し、韓国国民の不安心理に便乗し、紅参(高麗人参)やヨウ素含有食品をあたかも放射能の防御に効果があるような虚偽の誇大広告やプレスリリースを行なっている企業があるとし、消費者に対し注意を呼びかけた。

 現時点で放射能防御の機能性が認められた食品は存在せず、一部のマスコミで効果があると報道されているプロポリス、紅参(高麗人参)、アロエ、クロレラ、ビタミン、ヨウ素、亜鉛含有食品を摂取しても、被ばくの予防や治療にはまったく効果がないことを明らかにした。逆に、ヨウ素を含む食品を過度に摂取した場合、甲状腺炎、甲状腺腫、甲状腺機能亢進症といった副作用を起こす可能性もある。

 KFDAは、メーカーの不道徳な商法に懸念を表明しつつ、被ばくの予防および治療効果をうたう虚偽広告の違法行為を継続的に監視し、取り締まりを強化すると明らかにした。

参考URL: 2011.4.22 KFDAニュース
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&pageNo=2&seq=14888&cmd=v