【韓国】食品によるダイオキシンの汚染実態に関する調査

 29日、食品医薬品安全庁(KFDA)安全評価院は、韓国国民が食品から摂取するダイオキシン類の1日の量を調査した結果、影響のないレベルであると発表した。今回の研究は、2010年6月~11月までの6ヵ月間に実施され、韓国で流通している食品群(42品目、210件)が対象となっている。

 KFDAは、韓国国民が食品を通じて摂取可能なダイオキシン類の適量は約0.4 pg TEQ/ kg・bw/dayとし、WHOと韓国で設定した摂取量(TDI)の10%であった。
WHO摂取限界量/日=1~4 pg TEQ/kg・bw/ day
韓国の摂取限界量/日=4 pg TEQ/kg・bw/ day
韓国のダイオキシン類の露出量は、他国と比較しても低いレベルであった。

 KFDAは、脂肪分の多い食品を摂取するとダイオキシンが増加する傾向があるとし、韓国人の食生活が欧米化していることを懸念している。食品の安全性確保のため、今後も食品中ダイオキシン類の監視を継続的に実施する計画だという。

2011.5..2 KFDAニュース
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&pageNo=1&seq=14957&cmd=v