【韓国】農産物における重金属の安全管理を強化

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、多消費農産物24種に適用されていた重金属の基準を、すべての農産物に拡大適用する等の内容を含む「食品の基準及び規格」の改正案を準備し、行政予告する計画であることを明らかにした。すべての農産物は、国際食品規格委員会(CODEX)と同様に8品目類(穀類、書類、豆類、果実類、葉菜類、葉莖菜類、根菜類、果菜類)に分類され、鉛とカドミウムの基準( 果実類を除く)が適用される。また、今回の改正案には乳幼児用食品への放射能基準であるヨウ素(131I)の基準(100Bq/kg以下)が新設され、牛乳や乳加工品の基準が150Bq/kgから100Bq/kgに強化される。牛乳類への鉛の基準と一部の加工食品(ジャム・ゼリー、食用油脂)も、重金属の基準が新設される。

 KFDAは、すべての農産物の重金属の安全管理の拡大と国際レベルの基準設定により農産物の安全性を確保し、国民の健康保護に寄与すると発表した。

2011.5.13  KFDAニュース
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&pageNo=2&seq=15054&cmd=v