食品医薬品安全庁(KFDA)は、産業界に活力を吹き入れて、消費者には、様々な健康機能食品の選択を提供できるよう、健康機能食品の基準及び規格の一部を改定告示する計画だと明らかにした。主な改正事項は、ビタミンD、クロレラ、緑茶エキスの機能性を追加、腸溶性カプセルの製造のための製剤の使用範囲の拡大、健康機能食品の製造に使用されるその他の原料範囲の拡大、N-アセチルグルコサミン、大豆タンパク製品の製造方法の拡大などである。特に、今回の改正事項の中の栄養素(ビタミンD)および機能性原料(クロレラ、緑茶抽出物)について、科学的な根拠資料に基づいて、新たに証明された機能性を追加で新設した。
※機能の追加原料
ビタミンD:骨粗しょう症の発生リスクの低減に役立つ
クロレラ:免疫機能の増進に役立つことがある
緑茶エキス:体脂肪の減少に役立つことがある
また、腸溶性の製品の製造に使われている製剤を、食品添加物として登録しただけでなく、医薬品のみに使われているのも、健康機能食品の製造に使用できるように拡大した。さらに、今回の改定告示には、N-アセチルグルコサミンの製造に使用される酵素の範囲と、様々な製品の生産開発の誘導のために、大豆タンパク製品の製造基準を拡大する内容も含まれている。KFDAは、今回の告示改定で、機能性が新たに追加されることによって、様々な製品開発の誘導や、健康機能食品に対する消費者の選択権が多様になるものと期待している。
2011.6.14 KFDAニュース
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&pageNo=1&seq=15346&cmd=v