【韓国】食品医薬品安全庁、食品医薬品安全評価院、米国農務省農業研究所(USDA/ ARS)と食品安全の研究協力に関する諒解覚書(MOU)を締結

 食品医薬品安全庁(KFDA)の食品医薬品安全評価院は、食品の安全管理の科学的支援のために、米国農務省(USDA)所属の農業研究所(ARS)と9月7日に了解覚書(MOU)を締結したと発表した。

※ARS(Agricultural Research Service):米国農務省(USDA)に所属する研究機関として、National Research Programを通じて、農畜産物などの食品の安全性と栄養などについての研究遂行と支援を行う機関である。現在、8000人が勤務しており、2010年度予算は11億ドル(1.1兆ウォン)である。今回の覚書は、食品安全管理の科学的な支援という両機関の共通目標を達成するために、食品安全性に関する共同研究、人的交流などに関するもので、相互の関心分野での協力範囲を拡大し両機関の間の協力を強化する予定である。主な協力内容は、安全性評価の研究、毒性研究、病原性微生物、疫学および抗生物質耐性の研究分野等の食品安全業務のための研究開発プログラムを協力して実行する食品安全関連の研究プログラムの協力のための人的交流などが含まれている。

 KFDAは、国家間の貿易増加で、食品安全事故も、国際的な問題として認識されている状況で、今回の覚書は、先進的な食品安全管理の支援策の共有と共同対応模索に役立つものと期待されると明らかにした。

 ※ARSの研究プログラム(National Research Program)

 ・約1,000の研究課題を遂行しており、研究分野では、栄養、食品安全/品質、動物生産と保護、農作物の生産と保護などがあり、その中でも、食品の安全性に大きく集中している。

・食品安全に関して、食中毒、残留化学物質、カビ毒素、抗生物質耐性と危害評価など、食品の安全性確保の研究に集中

また、ARSの研究プログラムに共同で参加できるようになって、食品安全管理の科学的な支援の分野で一段階跳躍する契機になると期待される。

2011.9.7 KFDAニュース

http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&pageNo=1&seq=16014&cmd=v