食品医薬品安全庁(KFDA)は、高血圧などに効能があると虚偽広告を行い、目薬やニキビ治療剤として加工塩を販売した株式会社サンマック代表の朴○○(41歳・男性)を食品衛生法第13条(虚偽表示等の禁止)と薬事法第61条(販売等禁止)違反の疑いで摘発し、検察に送致した。
調査の結果、朴氏は2007年8月頃から2010年3月頃まで1000度に加熱した塩が高血圧、気管支喘息、ニキビ炎症などの疾病治療に効果があると広告。3時間加熱した塩を300g当たり8000ウォン、1000時間加熱した塩を300g当たり10万ウォンで販売した。
また、塩を利用した点眼液サンアイシャワー、鼻スプレーなど5種、3871個の眼薬を無許可で製造し、インターネットショッピング(www.bitsogum.co.kr/ , www.mac19.com)および塩体験室などで10億円相当を販売していたことが判明した。
問題となった「サンマック塩」は、通常食品で摂取する塩の量の1.8倍である9gを摂取目安として表示。高血圧や腎臓疾患患者が使用した場合、症状を悪化させる可能性がある。
※世界保健機構(WHO)によるナトリウム勧奨料 2000mg (塩基準 5g)
一方、食品医薬品安全庁は「サンマック塩」製品を差し押さえ、消費者が虚偽の過大広告にだまされて購入することのないよう注意を呼びかけた。
参考URL: <2010.4.1 KFDA報道資料>
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&page=safeinfo&mmid=327&seq=11986&cmd=v