海外情報

【韓国】韓国国内におけるワクチン開発を促進

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、韓国国内の細胞培養ワクチンの開発促進と自給率向上のために計9億ウォンの事業費をかけて「細胞主の確立・分譲事業計画」を策定した。  細胞株の確立・分譲事業とは、毎年2種の細胞株を選定し、ワクチンの製造に、すぐ使用可能なセルバンク(Cell Bank)を確立。韓国国内の製薬会社や研究機関に分譲する事業である。今年は、ワクチンの開発に最も多く使用されているサルの腎臓細...

【韓国】2010年、医療機器の品質管理基本計画の実施結果

 2010年、食品医薬品安全庁(KFDA)は流通している医療機器251製品の回収・検査を実施。その結果、品質基準不適合の63製品を摘発し、販売中止や行政処分等の措置をとった。  品質不適合の主な内容としては、病院で使用されている歯科用インプラント、ステント、歯科用セメントをはじめとする16種類の製品に関しては、大きさや圧縮強度等の基準を超過もしくは未達。 主な検査項目は、安全性、および物理的・...

【韓国】視覚障害者に一般医薬品の情報提供を

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、第31回障害者の日と関係し、視覚障害者が一般医薬品の情報を簡単に把握できるよう使用情報について点字や音声変換用のコードを印刷した服薬情報集を発刊、提供することを明らかにした。  今回の小冊子は、解熱鎮痛剤、非ステロイド性消炎鎮痛剤、アスピリン、消化剤、制酸剤等、計11種の一般医薬品について、安全使用、異常反応、服用中に注意すべき薬物等の情報をQ&A形式で分かり易...

【韓国】2010年、国内健康機能食品の生産額が1兆ウォンを突破

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、2010年度の健康機能食品の生産実績を分析した結果、総生産額は10,671億ウォン、前年比11%増加したと明らかにした。  健康機能食品の生産品目のうち、紅参製品の生産額は5,817億ウォンで全体の健康機能食品の55%を占めている。次いで、個別認定タイプ製品が1,129億ウォン(11%)、ビタミン及びミネラル製品が991億ウォン(9%)、アロエ製品が584億ウォ...

【韓国】福島第一原発事故関連へのKFDA対応について(6)

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、福島県内で生産されるキノコ類について、2011月4月14日から暫定的に輸入中断措置をとると発表した。今回の措置は、3月25日と4月4日に福島県、茨城県、栃木県、群馬県、千葉県の葉菜類に続き、日本政府が新たに出荷を制限した品目についても直ぐに暫定輸入中断対象とするとした後の追加措置である。  KFDAは、東日本大震災以降、福島県から農産物は輸入されていなと説明。暫...

【韓国】新種広報館の点検が実施、虚偽誇大広告等の7カ所が摘発

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、今年3月の1カ月間、「シニア監視員」と共にに韓国全土で一斉に新種の広報館41カ所の取締りを実施した。食品衛生法及び健康機能食品に関する法律に違反した7業者を摘発。行政処分や告発などの措置をしたと明らかにした。  点検の結果、摘発された業者は、がん、骨粗しょう症、関節炎、膀胱炎、糖尿病などの病気の治療に効果があるように製品を虚偽誇大広告をし、健康機能食品販売業の営...

【韓国】KFDA、オンライン医薬図書館の開発に着手

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、消費者や医療専門家がインターネットや携帯電話を使用し、時間や場所に関わらず様々な医薬品情報を検索活用し、手軽に副作用の報告ができるシステムを準備するために「オンライン医学図書館」の開発に着手することを明らかにした。  今回の事業は、主に医薬品の効果と副作用と粒状の識別情報等のKFDA情報はもちろん、薬学情報院などの関係機関まで連携した総合的な医薬品安全性情報DB...

【韓国】福島第一原発事故関連へのKFDA対応について(5)

食品医薬品安全庁(KFDA)は最近、日本の放射能漏れ事故と関連し、各国の対応動向、日本の原発の事態等級の修正などを考慮し、管理の強化に向けて追加的な措置を取ると明らかにした。 第一に、日本の農産物の輸入管理強化のために前(3.25、4.4)輸入中断された5つの県の特定の項目(葉菜類および葉莖菜類など)は、現行どおりの輸入中断措置を維持し、5県の他の食品と、原発周辺の8つの都県で生産製...

【韓国】酒類メーカーに対して安全管理の実態調査と全国巡回教育の実施

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、国内のお酒の消費量の増加に伴い、酒類の安全管理の強化及び酒類産業の競争力向上のために5月から年末までの酒類製造業者を対象に指導・点検を実施すると発表した。   今回の指導・点検は、酒類の製造免許証の1,551社のうち約770社の企業を対象に実施する計画であり、年次的に指導・点検対象企業を拡大し、指導・点検の結果、不十分な企業は、改善されるまで継続的に指導・点検を...

【韓国】CODEX、高麗人参の国際基準を設定

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、今月4-9日に北京で開催された第43回コーデックス残留農部会(CCPR、Codex Committee for Pesticide Residue)において世界で初めて高麗人参の「ジフェノコナゾール基準」が可決、確定されたことを明らかにした。  今まで高麗人参には国際基準が存在していなかったことから、欧米への輸出は極めて困難であった。しかし、今回の基準設定に伴い...