海外情報

【韓国】ヨウ素含有食品の虚偽広告、国民に注意を喚起

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、日本の福島第一原子力発電所事故に対する韓国国民の不安に便乗し、インターネットショッピング等でヨウ素成分が含まれた食品をまるで放射能汚染の治療剤のように扱う虚偽誇大広告に注意するよう呼びかけている。ヨウ素成分を含む健康機能食品は、体内に不足しているヨウ素を補う目的で製造されたものであり、ヨウ素含有量は被ばくの防止を目的に製造された救護用医薬品と比較しても最大で5,4...

【韓国】「漢方ダイエット」の誇大広告に対し注意を喚起

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、韓国国内のインターネットショッピングサイト等で販売されているダイエット食品64品目に対し、食欲抑制剤などの有害成分に関する検査を2011年2月~3月に実施。その結果、有害物質は検出されなかった。参考までに、KFDAが2010年3~11月までに海外のウェブサイトでダイエットを標榜する食品44品目を検査した結果、14製品から食品への使用が禁止されている成分のシブトラミ...

【韓国】紅参の賞味期限改ざん、製造・販売業者を摘発

 食品医薬品安全庁(KFDA)のソウル地方庁の発表によると、京畿道富川市にある製造業者の代表(男性、43歳)ら4人が、カナダ産「人参濃縮液」を発酵させ、賞味期限を書き換えた紅参液を製造・販売したとして食品衛生法及び健康機能食品に関する法律違反の疑いで摘発された。  調査によると、同社は2011年1月までの1年間、紅参の代わりに人参濃縮液を入れて製造した「紅参液」を疲労回服、免疫増進等の効能別に分...

【韓国】福島第一原発事故関連へのKFDA対応について(3)

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、日本の福島第一原子力発電所事故と関連し、3月19日~29日18時現在までの輸入食品の放射能検査の現状を次のように説明した。 製造国が日本、もしくは日本を経由して韓国に輸入される農林産物、加工食品、食品添加物、健康機能食品全986件を対象に放射能検査を実施した結果、244件すべて適合。742件は現在も検査中である。 ※農林産物1件、加工食品632件、健康機能食品26...

【韓国】苛性ソーダ混入の独産ビール、販売禁止へ

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)が混入しているドイツ産ビールのHefeweizen(ヘーフェヴァイツェン)とSchwarzbier(シュヴァルツビア)、49万リットルに対する流通及び販売禁止措置を発表した。  EUの「食品・飼料早期警報システム(RASFF)」を通じて行なわれた独SCHMUCKER社の自主調査により2010年12月9日以降に出庫された製品に水酸化ナ...

【韓国】福島第一原発事故関連へのKFDA対応について(2)

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、日本の福島第一原子力発電所事故に対し米国のFDAが23日(現地時間22日)に発表した日本産輸入食品関連の措置について次のように説明している。 米FDAは日本政府の措置(福島県含む4県の特定項目の出荷禁止)にあわせて、同地域で生産された製品(乳製品、生鮮食品、果物、野菜等)について物理的検査(Physical Examination)がない場合でも、それぞれのFDA...

【韓国】福島第一原発事故関連へのKFDA対応について(1)

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、日本の福島第一原子力発電所事故と関連し、今後の対応措置と管理の動向や食品・医薬品の安全性に関する情報をリアルタイムで提供すると発表した。  3月19日より、日本から輸入、もしくは日本経由で輸入される農林産物、加工食品、食品添加物、健康機能食品に対し放射能汚染の確認を実施している。ヨウ素、セシウムのほか、ベータ線放射性物質のストロンチウムによる汚染も可能性としてあ...

【韓国】電子式喫煙欲求低下剤の安全管理を強化

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、電子タバコと電子式喫煙欲求低下剤は外見にあまり差がなく、消費者が混同しやすいため、購入時にニコチン含有の有無を必ず確認して購入するよう注意を呼びかけた。 電子タバコは中毒性のあるニコチンが含まれ、電子式喫煙欲求低下剤にはニコチンが含まれていない。電子タバコはたばこの代わりに使用する製品で、企画財政部がたばこ事業法で管理しているが、電子式喫煙欲求低下剤は禁煙補助を目...

【韓国】血液製剤の品質管理協議会を設置

 食品医薬品安全庁(KFDA)は韓国国内の血液製剤の品質管理を強化し、輸出を増加させるために、関連業界や学術の専門家を中心とする「血液製剤の品質管理協議会」を設置。輸出支援や品質管理システムの整備を行なうことを明らかにした。  血液製剤は、人の血液を原料として製造される生物学的治療薬として赤血球、白血球、血小板などの血液成分製剤と、血漿中タンパク成分を精製して製造した血漿分画製剤の2つに分けられ...

【韓国】子ども用化粧品の取り締まりを強化

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、子供用と誤認する可能性のある口紅やアイライナー等の色調化粧品の点検を7月から本格的に行なう計画であることを明らかにした。 今回の点検は、子どもの保護対策の一環として地方自治体や関連団体等による指導期間後の7月から施行される。 違反者に行政処分や告発の基準 ■製造業者および輸入業者 - 容器や包装に子供用という表示がある、もしくは子供用と誤認される可能性のある場合...