海外情報

【韓国】KFDA、2009年食品生産実績を発表

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、2009年の韓国国内における食品及び食品添加物生産実績を分析を実施。その結果、食品製造産業は生産額基準で前年比10.3%成長していた。これは、2009年の国内製造業すべての生産成長率(2.8%)と比べて訳3倍の数値であり、生産量の増加と原資材価格の急騰による生産額の増加が大きな影響を及ぼしていると分析された。  2005年から2009年の5年間で、食品製造産業の年...

【韓国】勃起不全治療剤の偽造・販売で検挙

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、勃起不全治療剤のバイアグラ及びシアリスを韓国国内で偽造、販売した6人を検挙し、主犯の男性2人を薬事法違反の疑いで拘束した。製造現場では偽造バイアグラ等20万錠と包装機械を押収した。※現行薬事法上、医薬品を包装することも製造に含まれる。  拘束された男性は、ソウル銅雀区大方洞商店街の一角に中国製の自動包装機械(PTP)等の製造施設を設置。中国から密輸した偽造バイアグ...

【韓国】年末年始の飲酒に対する注意を喚起

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、年末年始の飲酒で健康を害することの多い会社員に向けて、容易に実践が可能な「会食席の賢明な飲酒法」を提示することを明らかにした。  忘年会をはじめとする会食が多くなる年末年始の時期、飲酒した翌日の業務に支障を出さないよう、肝臓のアルコール解毒能力を勘案して1日アルコール摂取が50gを超えないようにする必要がある。これは、換算するとビール(500cc) 2杯、またはマ...

【韓国】小規模企業向け、HACCP標準基準書を作成

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、小規模の業者でも短期間かつ少ない費用でHACCPを受けられるよう「小規模業者用のHACCP標準基準書」を作成することを明らかにした。今回のHACCP標準基準書は、2010年4月から義務適用品目に対する調査・研究及び実験結果等を通じてCCP(重要管理点)中心の基準を提示し、現場で活用させる。 ※重要管理点(Critical Control Point: CCP) :...

【韓国】歯科診断用X線検査装置が急増

 食品医薬品安全庁(KFDA)の安全評価院長キム・ソンヒ氏は、過去5年間に韓国国内の医療機関に設置・申告された診断用放射線検査装置の設置現況の調査結果を発表した。※診断用放射線検査装置:疾病を診断するための装置で、内部組職や骨等を撮影するために放射線を人工的に発生させる装置  現在、韓国の医療機関に設置された同装置は6万5313台(2010年3月現在)であり、2006年の5万1133台と比較すると...

欧州化粧品規制(76/768/EEC)の変更について

化粧品規制(Cosmetics Directive 76/768/EEC)は、欧州各国の化粧品規制の統一化を目的として作成されました。1976年の公布以来、7 回の改正、約40回の技術的更新が行なわれています。 CEマーキングの他の指令と同様、欧州の化粧品規制はEUのみにとどまらず、域外への波及も予想されるため、日本企業もその動向を注視していく必要があります。ここでは欧州化粧品規制の変更内容と今...

【韓国】ED治療薬「シルデナフィル」の個人輸入に注意を喚起

 食品医薬品安全庁(KFDA)が発表したところによると、2010年11月に海外ウェブサイト等を通じて販売されている性機能改善、ダイエット、筋肉強化等の効能を標榜する62製品に対し集中検査を実施。その結果、米国産「Herberex」をはじめとする15製品中に食品への使用が禁止されている医薬品成分シルデナフィル、ヨヒンビン、イカリイン等が検出された。  KFDAは、放送通信審議委員会に対し該当製品を販...

【韓国】抗がん剤「アバスチン」に関する医薬品安全性通知

 英国やドイツ等では、抗がん剤「アバスチン」(一般名ベバシズマブ)の市販後安全性情報の分析で、ビスフォスフォネート製剤と併用、または同品目の使用前にビスフォスフォネート製剤を投与した約80万人の患者のうち、55人にあご骨の壊死発生が報告された。これらの国々では、使用上の注意を呼びかけることで輸入される「アバスチン」の許可事項(使用上の注意)に同情報を反映させている。  韓国の食品医薬品安全庁(KF...

【韓国】化粧品4品目から不法ステロイド検出

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、化粧品原料としての使用が禁止されている医薬品成分ステロイドを含有する製品を製造したハッピーコスメティック株式会社をはじめとする4社を摘発した。今回の摘発製品に対しては、回収・廃棄措置が取られ、該当製品の製造業者には12か月に及ぶ全製造業務停止の行政処分が課される。また、ステロイド成分の供給等の薬事法及び化粧品法違反事項に対しては、司法機関に捜査が依頼される予定。 ...

【韓国】年内に漢方薬材重金属基準を整備

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、現行の漢方薬重金属許容基準が品目別自然含有量と実質的な危害影響を考慮していないとし、モニタリング及び危害評価結果を通じ改善案の作成に着手しており、年内に関連告示の改定を推進する計画であると発表した。  1995年から、漢方薬の重金属管理は総重金属(30ppm)基準により管理していたが、消費者団体等の要求を反映し、2005年からは全植物性漢方薬に対する個別重金属基準...