【韓国】新種の勃起不全治療剤ハイドロックシルクロロデナフィール

 食品医薬品安全庁(KFDA)と関税庁は、不法の新種勃起不全治療剤類似物質である「ハイドロックシルロロデナフィール(Hydroxychloro denafil)」の分子構造及び特性を初めて究明したと発表した。

 勃起不全治療剤類似物質は医薬品である勃起不全治療剤成分の構造を一部変形し、新しく合成した物質であるが、安全性が確立されていない。食品への使用をはじめ、現在、計29種の勃起不全治療剤類似物質の使用が禁止されている。

 今回の「ハイドロックシルロロデナフィール」は、2009年4月、米国からの郵便物に混入していた成分未詳の黄色い粉末カプセルの精密検査で発見された。その後、2010年5月に新種の勃起不全治療剤類似物質として公表されている。

 「ハイドロックシルロロデナフィール」は、不法勃起不全治療剤類似物質クルロロデナフィールの構造を変更して作られた物質。未だに安全性が確立されておらず、摂取時に心筋梗塞を含む心血関係疾患等の深刻な副作用を起こす危険性がある。

 KFDAは国外から搬入される食品の安全性を確保するため、今回発見された物質を含む勃起不全治療剤類似物質の検査を強化するつもりだという。

参考URL: KFDAニュース 2010.6.1
http://kfda.korea.kr/gonews/branch.do?act=detailView&dataId=155525979&sectionId=p_sec_1&type=news&currPage=1
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