韓国・自由先進党のクォンソンテク議員は、2009年にインチョン空港の免税店売上げを調査した結果、最も人気の高い品目は「香水・化粧品」であると発表した。クォン議員によると「香水・化粧品」品目だけでも2009年の売上は4,145億ウォン。免税店全体の売上の34%を占めている。次に続くのは「酒類・タバコ」の2,069億ウォン(17%)、「皮革製品」の1,943億ウォン(16%)となっている。
「香水・化粧品」のブランド別売上は、1位 SK-II(540億ウォン)、2位エステローダー(383億ウォン)、3位ランコム(361億ウォン)、4位シャネル(296億ウォン)、5位クリンスチャン・ディオール、6位クリニーク、7位シスレー、8位Biotem(140億ウォン)、9位資生堂(125億ウォン)、10位ゲラン。
クオン議員は、免税店売上の中でも欧州からの輸入製品が約80%を占めていると強調。 韓国-EU FTA 締結の際に、関税免除が撤廃され欧州輸入製品の取り扱い比重が高いインチョン空港免税店事業は関税部分のみの価格競争力の喪失が懸念されると指摘。対策作りを呼びかけた。
ハンナラ党ゾングヒス議員もインチョン空港出国側にある4つの免税店を対象に、販売品目を調査を実施。ホテル新羅と ロッテDFグローバルの2つの免税店において「香水・化粧品」の販売売上高の比重が高かったと述べた。ゾン委員は、インチョン空港免税店2009年ブランド別売上げ上位の現況を分析した結果、「香水・化粧品」売上が高い割合を占めており、香水・化粧品の上位売上ブランド、10品目のうちア、モレパシフィックを除くすべてのブランドが輸入化粧品だと指摘した。その理由として、ゾン委員は、韓国の空港免税店で海外ブランドの売上が高い大きな理由として、免税店運営事業者による国産ブランドの取り扱い割合が低いことを挙げている。
参考URL:週刊コスメティック新聞2010.10.8
http://www.geniepark.co.kr/design/weeklycoz/weekly_read.asp?code=f&idx=23495&pcode=0405&mcode=0404&menuseqnum=23