食品医薬品安全庁(KFDA)は、化粧品配合禁止成分であるステロイドの添加が疑われる化粧品の製造業者に対する点検を実施。3社が摘発された。今回摘発されたザンスコスメティック社をはじめとする3業者の4品目でステロイド成分の1つである「プロピオン酸クロベタゾール」が検出。これを受け、各業者は行政処分(全製造業務停止12か月) 及び不適合製品に対する回収・廃棄命令を受けた。同時に、危害原料供給を根本から遮断するために、該当企業にステロイド原料を納品した供給先の捜査も行なわれている。.
今回検出された「プロピオン酸クロベタゾール」はステロイド效能強度の7段階で最も效能が高いステロイド成分である。特に湿疹、皮膚炎、乾癬等の肌疾患に対し、医者の処方を受けて使用される専門医薬品成分のため長期間使用した場合、ステロイド性にきび、ステロイド性肌(肌萎縮、毛細管拡張、赤い斑点) といった副作用が現われる。
KFDAは、化粧品は長期間広い部位に使用することでステロイド成分による副作用が拡大するため、該当製品を購入した消費者は使用を控えるよう通知。また、化粧品は医薬品ではないため、治療效果があると広告する不法製品に惑わされないよう注意を呼びかけた。
参考URL: KFDAニュース2010.10.21
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&page=safeinfo&mmid=327&seq=13379