ギョンイン地方食品医薬品安全庁は、食品への使用が禁止されている勃起不全治療剤成分である「アミノタダナフィール」を含有する加工食品(製品名「アマゾン」)をブラジル産の天然健康食品として販売していた男性(52歳)を食品衛生法第4条(危害食品等の販売禁止)違反の疑いで拘束。原料供給業者の男性(58歳)も同様の疑いで検察に非拘束送致した。
食品医薬品安全庁(KFDA)の検査によると、「アマゾン」1本(3g)からは有害成分に指定された勃起不全治療剤類似成分アミノタダナフィールが 23.3mg(専門医薬品タダナフィールの勧奨容量は10mg)が検出。心血管疾患者が同製品を摂取した場合、心筋梗塞、心臓まひ等の深刻な副作用を起こす可能性があると説明した。
拘束された男性は、アミノタダラフィールを含有する原料を国際航空郵便で密搬入し、不法製品を製造。日刊紙や電話コールセンターを通じて「アマゾン」を販売し、2010年5~9月の間に1万6850本、現価5億5,605万ウォン相当を製造、販売していたことが明らかになった。製品の試験成績書を虚偽で発行し、許可済みの製品として宣伝。2007年には「アマゾン」を勃起不全治療に効果があると虚偽・誇大広告を行ない、「アマゾン」3万本、現価3億ウォン相当を製造・販売していた。
ギョンイン地方食品医薬品安全庁は、該当製品を直ちに回収し「アマゾン」を購入した消費者に注意を呼びかけた。今後とも不法食品や医薬品を製造・販売に対する取り締まりを強化していくと述べた。
参考URL: KFDAニュース 2010.11.16
http://kfda.korea.kr/gonews/branch.do?act=detailView&dataId=155700363§ionId=p_sec_1&type=news&flComment=1&flReply=0