【韓国】KFDA、バイオ医薬品分野のWHO協力センターとして指定

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、世界で6番目のバイオ医薬品分野のWHO協力センターに指定された。 WHO協力センターは世界保健機構(WHO)の国際的な保健事業遂行のため、各分野の専門機関を選出、組織した国際協力のネットワーク。バイオ医薬品分野では2010年12月現在、米国FDA等の5つの機関が指定されている。
※バイオ医薬品:人や他の生物に由来することを原料にして製造した医薬品(ワクチン、血液製剤、遺伝子組換え医薬品、細胞治療剤、遺伝子治療薬など)

 KFDAは今回の指定で、臨床試験等の国際的なガイドラインの制定・改定活動、国際共同研究の遂行、発展途上国の規制当局者を対象とした実験室の訓練およびGMP(製造品質管理)教育、WHO西太平洋地域での国際基準の拡散等の業務を遂行しているとし、韓国国内のバイオ医薬品の輸出の向上、およびバイオ医薬品分野の国際標準化に役立つと期待されている。WHO協力センターの指定看板式行事には、KFDA長、食品医薬品安全性評価委員長などが参加することとなり、特にWHO西太平洋地域事務局(WPRO)長の祝辞が予定されている。

 参考URL: 2011.3.10 KFDAニュース
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&pageNo=1&seq=14398&cmd=v