4月25日、食品医薬品安全庁(KFDA)はシンガポール保健科学庁(HSA)の庁長と高官級会議を行ない、医薬品や医療機器の分野についての相互協力方案を論議したことを明らかにした。
※保健科学庁(HSA、Health Science Authority):シンガポールの保健省(Ministry of Health)傘下の医薬品、医療機器および化粧品の許認可及び安全管理監督機関
今回の会議は、昨年6月にKFDAとシンガポール保健科学庁の協力約定締結後の会議として開催された。主な議題は、両国の医薬品(バイオ医薬品)および医療機器の管理制度を理解と、実務協議会の運営および連絡担当官の指定と交流である。
今回は、シンガポール保健科学庁の庁長と承認審査関連部門責任者が参加し、同国の「医薬品及び医療機器の許可制度」と「GMP管理制度とPIC / Sに参加経験」が紹介された。 KFDAは「バイオシミラー管理制度」と「医療機器の複合製品の安全管理」の現状を紹介。お互いの関心分野について知識を共有したという点で成果をあげた。
※PIC / S(PIC Scheme、Pharmaceutical Inspection Cooperation Scheme)は、 国家間で相互GMPを認証する国家機構。韓国では2006年、シンガポールでは2000年よりPIC / Sを利用、推進している。
KFDAは、今後も両機関の情報や人的交流を通じて、バイオ医薬品や医療機器の産業育成に協力する計画である。
2011.4.25 KFDAニュース
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&pageNo=2&seq=14895&cmd=v