【韓国】MFDS、マスクの分類の統合と歯磨き粉のフッ素含有可能な量を修正

□ 食品医薬品安全処(MFDS)は、消費者がマスクを選択する際の混乱を防止するためにマスクの分類を4つから2つに統合すること、歯磨き粉のフッ素含有量の上限を1,500 ppmまで上げることを定める内容の「医薬部外品の範囲の指定」告示の一部改正案を6月19日行政予告すると明らかにした。

○ 今回の行政予告は医薬部外品、マスクの品目別の定義と範囲を明確にし、歯磨き粉の虫歯予防機能を強化し、国民の健康を改善するためである。

□ 主な改正内容は、マスクの場合、粒子の遮断機能のないマスクを医薬部外品から除外し、「黄砂防止用」と「消毒用」を「保健用マスク」(粒子遮断性能あり)に統合する。また歯磨きについては、フッ素含有量の上限を既存の1,000 ppmから1,500 ppmに上げるという。

○ 既存の「保健用」に分類されたマスクは粒子の遮断機能がなく、防寒用などの工業製品との大きな違いがないために消費者の混乱を招くと判断された。このため、既存の「保健用」分類のマスクは医薬部外品から除外されることとなった。

○ 「黄砂防止用」または「消毒用」マスクは、黄砂はもちろん、微細なほこりや新型インフルエンザなどの感染症の感染源から呼吸器を保護するための機能を持っており、今回の改正で「保健用マスク」に統合される。
– これらの製品の場合、製品名に「黄砂」や「消毒」という文言があるため、黄砂や消毒のみに対して使用するものと消費者が誤認するおそれがあった。

○ また、歯磨き粉の主成分であるフッ素の安全性の検討を経て、含有可能な量の上限を1,000 ppmから1,500 ppmに上げて虫歯予防の機能を強化する。
– 米国、EU、オーストラリアなど多くの国でも、フッ素含有の制限を1,500 ppm以下に制御している点を考慮し、専門家による虫歯予防の機能強化のニーズと、既存の含量では輸出に困難があるという業界の意見も反映した。

2014.6.19 MFDSニュース

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&seq=24291